専門学校で勉強
僕はまず放送に関する知識を勉強する為に専門学校に行きました。
専門学校には色々なコースがあり、僕が行った専門学校には俳優になるための学科やスタイリストになるための学科など、たくさんのコースがありました。
その中で僕は放送学科というところに入学し、テレビカメラマンコースというのを専攻しました。
そこでは、スタジオ用のカメラやハンディなどのカメラの使い方はもちろん、他のコースで学ぶことも少しやります。
例えば、ディレクターがやるような台本制作、編集コースがやる編集などもやります。
理由としては、他の業務も知ることで、本業の業務をやる時に融通を効かせたり、連携が取りやすくなるのです。
特に他の業務を知っておかないといけない業種はディレクターコースの人達です。
最近だと、ディレクター1人とタレントさんでロケに行くことが多いので、制作スキルだけでなく、カメラのスキル、編集スキルまで習得する必要があるのです。
他の学校はわかりませんが、僕の通っていた学校は最初に決めたコースをやり切らなければならないということはなく、2年生に進学するタイミングで一度、コース変更が可能でした。実際にコース変更している人もいましたので、興味のあるコースが2つあるという人でも大丈夫です。
取得しておいた方がいい資格は?
在学中
映像音響処理技術者資格認定試験(JPPA)
テレビ番組やCMなどの制作業務をする際に最低限必要な技術的知識を理解して効率的に勉強できるように作られた資格です。
車の免許はマニュアル車で取る。
理由としては中継車などがマニュアル車であるために、学校側からマニュアル車で取るよう言われます。
就職後
一陸特(一級陸上特殊無線技士)
この資格を持っているとテレビの中継局や携帯電話の基地局で活躍できます。
一陸技(一級陸上無線技士)
テレビ局や携帯電話はもちろん、気象庁や海上保安庁、全ての無線局の仕事で活躍できます。
※ただ、この資格は取得難易度が高いです。局員さんレベルの人は会社から取得するよう言われるみたいです。
雇用形態は?
基本的にどこの会社も最初は契約社員からのスタートです。
僕の経験を話すと2年働いたタイミングで正社員になれました。
ただ、そのタイミングは会社によって異なるようで、例えば、テレビ局の子会社だと正社員になるのに筆記試験や面接がある会社もあるようです。
しかも、専門卒は職種別社員にしかなれなかったり、大卒は総合職になれたり、若干学歴差別みたいな面もあります。
テレビ局自体大きな組織なので、そういうことが起きても仕方ないのかもしれませんが、やるせないですね・・・
ちなみに僕の会社は小さい会社だったので、そんな細かい規定には縛られませんでした(笑)
給与は?
大卒で¥190,000
専門卒で¥185,000
初年度はこんな感じです。(あくまで僕がいた会社の話です。)
もう、8年も前のことなので、かなり曖昧ですが、
手取りは1年目で¥120,000、5年目で¥150,000ほどでした。
25歳で手取り¥150,000って結構ヤバいですね・・・
大体の制作、技術会社の給料はこのくらいです。
テレビ局の子会社は最初は手取り¥200,000いかないけど、
2.3年で手取り¥200,000貰えるみたいな話を聞いたことがあります。
夢のある話を少しすると局員さんみんな将来1000万プレイヤーになれるそう
勤務時間は?
カメラマンにならなかった理由は3日日間家に帰れないということが頻繁にあると学校の先生に聞き、絶対に体を壊してすぐにやめるハメになると思ったからです。
僕は少し特殊な仕事でマスター(主調整室)というところで働いていたので、
シフト制でした。細かくいうと、
●早番(8:00〜15:00)
●遅番(15:00〜22:00)
●夜勤(22:00〜8:00)
●デスク(11:00〜19:00)
という感じで、ほぼ残業はありませんでした。
僕のやっていた仕事に関してはまた今度詳しく記事を書きます!
休日は?
僕の職場はシフト制ということもあり、しっかり週休2日取れてました。
具体的なスケジュールを書くとこんな感じになります。
聞いた話ですが、カメラマン志望の人やディレクター志望の人は基本的に明日のスケジュールが、前日の夕方にならないとわからないことがほとんどだそうです。
ただ、僕がいた頃(6年ほど前?)からテレビ局では働き方改革を意識していたので、もしかしたら、改善されているかもしれないです。
これからテレビ局で働きたいもしくは興味があるという方のお役に立てれば幸いです。
僕は以前、テレビ局で約5年ほど働いていました。
今回は僕がテレビ局で働くために必要なこと、働いていた環境などをお話ししていきます。